
「古物商許可証って、何となく必要そうだけど、実際どんなもの?」
中古せどりや物販を始めたばかりの方にとって、ちょっとハードルが高く感じるかもしれません。
この記事では、古物商許可証の基本について、初心者にもわかりやすく解説します。
☑️ 古物商許可証とは?
「古物商許可証」とは、中古品の仕入れ・販売を事業として行うために必要な許可証です。
具体的には、中古のゲーム機やスマホ、洋服、家具などを“販売目的”で買い取って売る場合に必要とされます。
この許可は、各都道府県の公安委員会(=警察)に申請して取得するものです。
☑️ なぜ必要なの?
理由はシンプルです。
中古品は「盗品」などの犯罪と結びつきやすいため、国が管理したいんです。
だからこそ、きちんと「誰が」「どんな商品を」「どうやって扱っているのか」を台帳に残し、必要があれば警察が確認できるようにしているわけです。
☑️ どんな人が対象?
以下に当てはまる人は、基本的に古物商許可証が必要です。
- 中古品を仕入れて販売している人
- メルカリやヤフオク、Amazonなどで継続的に販売している人
- 利益目的で中古ゲーム機やソフトを売っている人
逆に、以下のような場合は不要なこともあります。
- 自分が使っていた不用品を売るだけ
- 家族や知人の不要品を手伝いで売ってあげるだけ(※頻度が多ければ要注意)
☑️ 取得の手順と費用は?
ざっくりまとめると、以下のとおりです。
内容 | 詳細 |
---|---|
費用 | 19,000円(申請手数料) |
提出先 | 住民票のある地域の警察署(生活安全課) |
必要書類 | 住民票、身分証明書、略歴書、誓約書、使用承諾書(賃貸の場合)など |
取得までの期間 | 3〜6週間程度 |
有効期限 | 無期限(更新不要) |
☑️ 古物商があるとどうなる?
メリットはたくさんあります。たとえば…
- 業者オークションに参加できる
- 仕入れの幅が広がる(堂々と中古業者と取引できる)
- 販売の信用度が上がる
- 本格的な事業として展開しやすくなる
中でも「業者オークションに参加できる」点は、高利益商品がゴロゴロしている市場に入れるという意味で非常に大きなアドバンテージです。
☑️ よくある質問(Q&A)
Q. 副業でも必要?
A. はい。個人であっても継続的に中古品を仕入れて販売するなら必要です。
Q. 自宅が賃貸だけど大丈夫?
A. 問題ありません。ただし「使用承諾書」を管理会社などからもらう必要があります。
Q. メルカリだけの販売でも必要?
A. 業務目的で継続的に仕入れている場合は必要です。たとえ1つずつでも、販売実績が積み重なれば対象となります。
☑️ まとめ
古物商許可証は、中古品せどりを本気でやるなら避けて通れない必須アイテムです。
面倒そうに見えて、実際にやってみると意外とシンプル。取得すれば、堂々と仕入れ・販売ができるようになり、ビジネスとしての信頼性もグッと高まります。
「これから本格的にやっていきたい」
そう思ったその日が、取得すべきタイミングです。